webマーケティング未経験の方は、職務経歴書に前職のスキルが入社後に活かせるかどうかを記載することが重要です。
しかし前職のスキルをただ記載するだけでは、採用するメリットは伝わりません。企業が求める人物像に合わせて、自身のスキルの切り口を変えて記載する必要があります。
この記事でわかること
- webマーケティング未経験者が職務経歴書に書くべき2つのポイント
- 自己PR文を書く際の3つのコツ
前職のスキルの伝え方を知ることで、webマーケティング未経験でも充分アピールすることは可能です。
webマーケティング未経験で「職務経歴書に何を書いたらいいか分からない」とお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
【はじめに】書類選考が通る確率は30%
まず転職活動している方の書類選考通過率は約30%となっています。
転職活動中の方は未経験の職種に応募する人達ばかりではありません。よって未経験で書類選考に通過できる確率はさらに低くなると予想できます。
企業に応募書類を送付した時点で「大丈夫だろう」と考えているとダメージが大きいので、webマーケティング未経験で転職活動する際は、前提として「書類選考は落ちるもの」と思っておくと良いでしょう。
近年webマーケティング市場は拡大していますが、webマーケティング業界を目指す人も増加しています。
より書類選考通過が厳しくなっていると思われますので、これから紹介するポイントをしっかり把握しておきましょう。
Webマーケティング未経験者が職務経歴書を作成する為の2つのポイント
採用担当者は職務経歴書から「自社で活躍できそうか」と判断しています。
そこでwebマーケティング未経験者が職務経歴書を作成する為の2つのポイントを分かりやすくまとめました。
2つのポイントはこちら。
- 志望企業が欲しがっている人材を把握する
- 記載内容をイメージ出来るように書く
順番に解説します。
①志望企業が欲しがっている人材を把握する
1つ目のポイントは、自身が転職を志望する企業がどんな人材を欲しがっているかを把握することです。
企業が求めてる人材に対してズレた職務経歴書を書いていては当然書類選考ではじかれてしまいます。
例えば営業職からwebマーケティングへ転職する場合、志望する企業がマーケター的な人材を求めているなら「対人スキルがあります」ではなく、得意先を分析して売り上げをあげたというアピールをします。
また、マーケター関連のキーワード「セグメント」「ターゲティング」などを内容に盛り込むと、採用担当者から注目してもらえる可能性があります。
このように企業が求める人材が分かれば切り口を変えてアピールできるので、志望する企業情報は必ず念入りに調べましょう。
- 求めている年齢層は?
- 求めているスキルは?
- 求めている人間性は?
このようなことを念頭におきながら情報収集していくと、企業が求めている人物像がみえてきますよ。
情報収集先は「企業の公式HP」「openwork」などの口コミサイトをチェックしてみるとよいでしょう。
②記載内容をイメージ出来るように書く
2つ目のポイントは採用担当者が職務経歴書を見た時に、記載内容をイメージ出来るように書くことです。
前職で高い売り上げをあげて会社に貢献していたとしても、採用担当者からすると「高いとは何と比べて高いのだろう?」とイメージがわきません。
自身の実績を正しく伝えることが出来なければ書類選考で落とされてしまいます。
実績があるのであれば「売り上げ目標に対してプラス20%の売り上げをあげた」というように、必ず数値は入れましょう。
加えて平均値や参考情報を添えて記載するとより効果的です。
- 目標達成者は部署メンバー30人中2人のみ
- 3年連続で目標達成した
こういった情報があると比較しやすく、採用担当者の興味をひくことができるでしょう。
さらに成果を達成するために実施した創意工夫を書くと、より充実した職務経歴書ができあがります。
webマーケティングは正解のない仕事をしていくため、自分で試行錯誤して決断、行動してきたことに価値を感じてもらえます。
ここは大まかで構いませんので、例えば「新規顧客の獲得目標を達成するためにいくつかの施策を実行してきました」といった内容を記載しておくと、採用担当者に「どんなことをしたのか面接で聞いてみたい」と感じてもらえる可能性がありますよ。
職務経歴書に書く自己PR文3つのコツ
自己PR文を書くための3つのコツはこちら。
- 具体的な数字を使う
- 前職の経験やスキルが転職後に役立つことを伝える
- 具体的なエピソードを入れる
1つずつ解説します。
1.具体的な数字を使う
具体的な数字を使用することは職務経歴書作成の基本です。
「何名の部署に所属していたのか」「何%購買率をあげたのか」など数字を使用できるところは積極的に入れていきましょう。
下記画像は「マイナビAGENT」の職務経歴書のサンプルです。
マイナビAGENTから引用
数字を使用することで具体性や説得性が増すと共に、今までのキャリアや自身のことを明確に採用担当者に伝えられるので、数字は必ず使用していきましょう。
2.前職のスキルが転職後に役立つことを伝える
未経験でwebマーケティングへ転職する方は、前職のスキルが志望する企業で役立つことをアピールしましょう。
例えば前職が販売員であれば「顧客のニーズを把握することが得意」や、副業でブログを運営していたのであれば「サイトアクセス数月間〇人」「アフィリエイト報酬50万」など、webマーケティングの業務に役立つこと、類似していることを記載するようにしましょう。
そうすることでwebマーケティング未経験でも「自社で活躍してくれそう」と期待してもらえる可能性があります。
3.具体的なエピソードを入れる
自己PRに具体的なエピソードを入れることで、自身の印象が残りやすくなります。
また具体的にどんなことを行ってきたかの記載があると「入社後に自社に貢献してくれそうかどうか」が採用担当者はイメージしやすくなります。
もう一度「マイナビAGENT」の職務経歴書のサンプルを見てみましょう。
マイナビAGENTから引用
このように自己PR欄に具体的なエピソードを入れることで自身を採用担当者に印象付けることができ、入社後の活躍をイメージしてもらえる可能性が高まるでしょう。
参考:マイナビAGENT |
職種別|職務経歴書に書くこと
webマーケティングといっても職種は様々です。
ここでは「SNS運用担当」「広告運用担当」を希望する場合、職務経歴書にどのようなことを書いたら良いかご紹介します。
「SNS運用担当」希望者が職務経歴に書くこと
SNS運用担当に転職希望の場合、職務経歴書には「SNSの実績」「どれだけSNSのことが好きか」を書きましょう。
「SNSの実績」として記載する内容は以下のようなことです。
- どんなアカウントを運用してきたか
- フォロワー数は何名か
- 売り上げ額
またフォロワーを獲得するまでに行った戦略や、売り上げをあげるために試行錯誤したことなど、創意工夫した経験を記載していきましょう。
「どれだけSNSのことが好きか」については、例えば「今はこのユーチューバーが流行っているけど次はこの人が来る」など、いかにSNSを見ていて詳しいかをアピールしましょう。
SNSは仕事や日常生活の一部として活用する方は多いですが「とにかく好き」というようなことは後から身につけようと思って身につくスキルではありません。
SNSが好きという方は企業側からも求められる人材ですので、いかに詳しいか記載することで採用担当者に興味を持ってもらえるでしょう。
「広告運用担当」希望者が職務経歴に書くこと
広告運用担当に転職を希望する方は数字から仮説を立てる力があることを職務経歴書に記載しましょう。
広告運用は常に仮説を立てて検証する仕事です。
例えば広告のABテストをしてBが良かったとしたら「なぜBが良かったのか?」仮説を考えます。
「○○という理由でBの結果が良かった」「だから次の広告でも○○してみよう」と実行して検証します。
よって、広告運用には仮説を立てる力があるかどうかが重要になってきます。
webマーケティング未経験の場合は、前職でデータを元に仕事をしていたことを伝えましょう。
前職で営業をしていたとして例を出すと、「行動量だけではうまくいかなかったため、契約に至った得意先を分析。するとある特徴が見えてきたので、その特徴に当てはまる得意先に絞って訪問したことで行動量を減らしながらも売り上げがアップした」
など、こういった切り口で記載が出来ると「広告運用でも活躍してくれそう」と感じてもらえますよ。
【まとめ】
最後までお読みいただきありがとうございました。
webマーケティング未経験の方が職務経歴書を作成する場合、企業が求める人材に自身のスキルをマッチさせるように記載することが大切です。
そのためには「志望する企業が求める人物像を把握すること」「採用担当者がイメージできるように具体的に書く」ということを忘れずに職務経歴書を作成していきましょう。
ちなみに職務経歴書は自身でゼロから作成しなくても、検索するとサンプルがたくさん出てきます。
職務経歴書は難しいイメージがありますが、サンプルを活用すれば誰でも作成可能です。
今回本文中で紹介したマイナビAGENTのサンプルはWord形式で一瞬でダウンロードが可能です。
よろしければ参考にしてみてください。
マイナビAGENT 職務経歴書ダウンロードはこちら |
今回の記事の内容も参考にしながら、ぜひ面接につながるような書類を作成してくださいね!