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Webマーケターの年収はいくら?キャリア・職種別の年収を解説

Webマーケティング未経験者の中には

Webマーケターに興味があるけど、年収はいくらなのだろう?

Webマーケターの平均年収は低いの?

と疑問を持つ人もいるでしょう。

Webマーケティングの平均年収は決して低いわけではありません。スキルや実績、働き方次第で高収入を得るのも可能です。

この記事でわかること

  • Webマーケターの年収相場
  • キャリアや職種ごとの年収相場

Webマーケターの平均年収

転職サイトのdodaが2022年12月に発表したデータによると、Webマーケターの平均年収は445万円でした。Webマーケターの平均年収はdodaが発表している日本のビジネスパーソン全体の平均年収403万円よりも、わずかに高い傾向にあります。

年代Webマーケターの平均年収ビジネスパーソン全体の平均年収
20代381万円342万円
30代491万円435万円
40代619万円495万円
50代以上709万円596万円

Webマーケターの平均年収は各年代ともに、ビジネスパーソン全体の平均年収よりも上回っています。特に40代以降は100万円以上の差があることをお分かりいただけるでしょう。Webマーケティング業界は経験や実績を重視されやすいため、年齢とともに年収も上がっていく傾向にあります。

参考:doda「年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】

参考:doda「日本のビジネスパーソンの平均年収は? 平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】

キャリア別Webマーケターの年収

Webマーケターの年収はキャリアによっても異なります。以下のキャリアに分けて見ていきましょう。

  • 未経験Webマーケター
  • リーダー・部長クラスのWebマーケター
  • フリーランスWebマーケター
  • 副業Webマーケター

未経験Webマーケターの年収

未経験者がWebマーケターに転職した場合の年収は約300万円~400万円が目安です。Webマーケティング業界は急速に発展しているため、未経験者を歓迎する求人も多い傾向にあります。未経験でもスキルや前職での経験を考慮してもらえることもあり、400万円以上の年収を得られる場合もあるでしょう。

ただし年収は企業や業務内容によっても大きく異なります。未経験から転職したばかりの年収が300万円に満たない場合もあるため、入社の前に確認するようにしましょう。

リーダー・部長クラスのWebマーケターの年収

リーダー・部長クラスまでキャリアを重ねたときの年収は約500万円〜1,000万円が目安です。企業によって昇進のスピードは異なりますが、リーダーを任せられるようになるまで5年ほど勤務する必要があります。

リーダーになるとマーケティングの戦略を考えたり、組織をまとめたりといったことも業務内容に含まれるため年収は約500万円を超える人もいるでしょう。また10年以上キャリアをつむと部長クラスの役職を任せられることもあります。マーケティング部門の統括責任者となるため、企業の規模によっては1,000万円以上の年収を得られる場合もあるでしょう。

フリーランスWebマーケターの年収

Webマーケターは企業に所属せず、フリーランスとしても活動できます。フリーランスWebマーケターの年収目安は約300万円〜500万円です。ただしフリーランスの年収はスキルや経験、取引する企業によっても大きく異なります。仕事の進め方次第では、年収300万円以下になる場合もあるでしょう。

とはいえWebマーケティングは、パソコンやインターネット環境が整っていれば時間や場所を問わず仕事ができます。自分のペースで業務を進められるうえ、得意分野を選んで仕事を受注するのも可能です。そのため実績が増えると1,000万円以上の年収を得られる場合もあるでしょう。

副業Webマーケター年収

副業Webマーケターの年収は受注する案件によっても異なりますが、約100万円の年収を得るのも可能です。Webマーケティング案件の金額設定はさまざまで、ひとつの案件で5万円の金額が設定されていることもあれば、時給制で2,000円と決められているケースもあります。

仮に時給2,000円の案件を受注したとして年収を考えてみましょう。土日ごとに8時間働くとしても、月に約10万円以上の収入を得られます。毎月約10万円の収入があると考えて単純計算しても、約100万円の年収を得るのも可能でしょう。

職種別のWebマーケターの平均年収

Webマーケターの年収といっても、扱うマーケティングの分野によっても金額が異なります。求人情報掲載サイトの求人ボックスのデータをもとに、以下の職種ごとに分けて平均年収を見ていきましょう。

  • Web広告運用マーケター
  • SEOマーケター
  • SNSマーケター
  • YouTubeディレクター

Web広告運用マーケターの平均年収

Web広告運用マーケターの平均年収は495万円です。Web広告運用マーケターとはGoogle広告やWebサイト、SNS、スマートフォンのアプリなどに配信する広告の運用担当者を指します。

引用元:求人ボックス公式サイト

昨今、日常的にスマートフォンやパソコンを使う人が多くなり、Web広告を使ったマーケティングは効果的な集客手段のひとつとなっています。Web広告運用マーケターの需要は増えているため未経験者も採用してもらいやすく、Webマーケティング職の中でも人気がある職種です。

SEOマーケターの平均年収

SEOマーケターの平均年収は545万円です。SEOマーケターとはWebサイトをGoogleやYahoo!の検索結果で上位表示させてマーケティングする担当者のことを指します。求人情報掲載サイトの求人ボックスでは以下のように、コンテンツマーケティングと表示されていますがSEOマーケターと同じ意味です。

引用元:求人ボックス公式サイト

各企業では自社のWebサイトを、検索結果で上位表示させるために工夫を続けています。Webサイトが検索結果の上位に表示されると、多くの人の目にとまるようになり自社の情報を届けやすいからです。

広告費をかけずに集客や売り上げアップを目指せるスキルを持つSEOマーケターは常に需要があるため、平均年収も高い傾向にあります。

SNSマーケターの平均年収

SNSマーケターの平均年収は496万円です。SNSマーケターとはTwitterやInstagramなどのアカウント運用の担当者を指します。

引用元:求人ボックス公式サイト

SNS運用はアカウントのフォロワーやファンを増やすことで、企業のブランディングや商品・サービスの売り上げアップを目指します。SNSマーケティングは企業による活用も進んでおり、将来的にも需要が伸びていくでしょう。

YouTubeディレクターの平均年収

YouTubeディレクターの平均年収は460万円です。YouTubeディレクターとは、YouTubeチャンネルの企画や台本作成、撮影現場のディレクション担当者を指します。

引用元:求人ボックス公式サイト

YouTubeディレクターはYouTubeチャンネルを活用して集客し、売り上げにつなげるのが仕事です。SNSやYouTubeの利用者は、年代を問わず年々増加しています。SNSマーケティングと同じようにYouTubeを使ったマーケティングは、今後さらに需要が増えていくでしょう。

Webマーケターに必要なスキルを身につける方法

未経験者もWebマーケターに必要なスキルを身につけると、Webマーケティング業界へ転職しやすくなります。各企業では即戦力となる人材を求めているため、まったく何も分からない未経験者よりもスキルを身につけている人の方が採用されやすいからです。

Webマーケターに必要なスキルを身につける方法は、主に以下の2種類があります。

  •  独学する
  •  Webマーケティングスクールを受講する

それぞれ解説します。

独学でWebマーケティングスキルを身につける

独学でWebマーケティングに必要なスキルを身につけたい場合は、主に以下の方法があります。

  • 書籍を利用する
  • オンライン講座で学習する

書籍はWebマーケティング未経験者向けに分かりやすく解説されているものや、イラストが豊富で取り組みやすいものもあります。電子書籍であればスマートフォンからも閲覧できるため、通勤時間や寝る前などの時間に勉強しやすいでしょう。

また書籍と並行してオンライン講座を受講するのもおすすめです。オンライン講座によって内容はさまざまですが、主にマーケティング全般の知識やWeb広告運用、SNS、SEOなどのスキルを学べるケースが多いでしょう。たとえばGoogleでも以下のように無料で学べる講座を提供しています。

無料・有料を問わず動画やテキストで学べるオンライン講座も多く、隙間時間にも活用しやすいでしょう。

Webマーケティングスクールを受講してスキルを身につける

実践的にスキルを身につけたい場合は、Webマーケティングスクールを受講するのも良いでしょう。現役Webマーケターの講師から、実際の現場で役立つ知識やスキルを学べるスクールもあります。

Webマーケティング未経験者は以下の特徴があるスクールを選ぶのがおすすめです。

  • 学習を継続しやすいように講師がサポートしてくれる
  • Webマーケティングの実務を経験できる
  • 転職活動をサポートしてくれる

Webマーケターになるためには専門的な知識を習得する必要があります。そのため「勉強が難しい」と感じて挫折してしまう人がいるのも実情です。しかし講師がサポートしてくれるスクールであれば疑問点や学習方法なども相談できるため、学習を続けやすいでしょう。

また学んだ知識をアウトプットする機会があると、スキルが身につきやすいため実際の現場でも活用できるようになります。転職の際にも企業へアピールしやすいでしょう。さらに面接の対策や応募書類の作成などのサポートがあると、自分の強みをアピールしやすくなるため転職が成功しやすい傾向にあります。

Webマーケターに転職して年収をアップさせよう

Webマーケターの平均年収は445万円ですが、キャリアや職種によっても年収は異なります。Webマーケティング業界は経験や実績を重視されやすいため、平均以上の年収を得るのも可能です。未経験者もWebマーケターに転職して年収アップを目指しましょう。

  • この記事を書いた人

北山貴郁|Sicuro株式会社代表取締役

Sicuro株式会社代表取締役。 インターネット広告代理店でキャリアをスタートし、広告運用・新規営業などの業務を行う。その後、教育系ベンチャー企業にて教育サービスの責任者として、Webマーケティング戦略立案・プロモーション施策(インターネット広告・コンテンツマーケティングなど)・プロダクト開発に携わる。 2022年11月、Sicuro株式会社を創業し、業界問わず様々な企業様のwebマーケティングの支援を行う。

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